公共事業におけるValueEngineering(以下、「VE」という)は、「公共事業に求められる本来の機能(目的)を抽出して改善価値のある機能を発見し、新たな改善提案を想像するプロセスであり、公共事業にもともめられる機能とコストのベストバランスを追求することができる管理技術のことを言います。VEは、公共事業の価値向上ばかりではなく、住民や利用者が必要とする思考を原点とし改善提案を想像することから、県民・市長村民の満足度向上に繋がる効果的な社会資本整備に資する有効な管理技術と言えます。本研修では、2日間でVEの基本的な考えを学び、チーム活動の進め方を体感することができます。講義とグループ演習の実践をすることで、VEの知識・技術の習得を図ります。なお、本研修を受講することにより、「VEリーダー(VEL)認定試験」の受験が可能になります。



 ・開催日:①平成29年7月12日(水)~13日(木)
      ②平成29年8月24日(木)~25日(金)
 ・場 所:大分県トラック会館 3階中会議室(〒870-0905 大分市向原西1丁目3番33号)
 ・講 師:大分県土木建築部職員



1日目
時 間 教 科 目
8:45~  受付
9:00~10:30

 「VE概論」

10:30~12:00  「VE演習~VE実施手順(その1)」
12:00~13:00  昼休み
13:00~17:00  「VE演習~VE実施手順(その2)」


2日目
時 間 教 科 目
8:45~  受付
9:00~10:30

 「VE概論」

10:30~12:00  「VE演習~VE実施手順(その3)」
12:00~13:00  昼休み
13:00~17:00  「VE演習~VE実施手順(その4)」



〈講 義〉
まずはじめに、「VEとはなにか」について学びます。そもそも「身近なものの機能」に立ち返って考え、事業工程のロス・無駄をなくし、設計成果の品質を向上させることが重要です。

  


〈演習〉
1グループ5、6人程度の班を作り、そのメンバーの中でひとつの課題に取り組みます。課題に対して、それぞれのチームがある「機能」の定義づけ、整理、コスト分析などを行います。

  


柔軟なアイデア発想をし、よりよい案が作れるようみんなで考えます。アイデアを出し終わったら、次はそれを具体的な計画へと変えていきます。計画を提案するにあたって「そのコストはいくらか」「それは必要な機能を確実に果たすか」という基本的な問題に立ち返ることが重要です。

   


最後は、各班がつくりあげた提案を発表します。どのような機能を確実に果たすためのもので、どれほどのコストを削減できたのかなどを説明し、それに対して講師から質問や、講評がありました。そして最後は、講師から受講生の方へ終了証を授与しました。

  


 ・VEの流れを実際につかむことができたのは、大きな成果でした。
 ・優先順位を明確にし、求められている内容を整理することの重要性を再認識した。
 ・VEの一連の手順をやることができてよかった。グループの中で意見やアイデアを出し合うことで、より良いものにしようと協力することができた。
 ・限られた時間内で、タイトなスケジュールでありましたが、普段当たり前に設計を行っている中で、「なぜ」、「何のために」というころを強く意識するきっかけになりました。
 ・今後どのような形で生かしていけるか考えたい。VELの試験についても考えたい。
 ・普段の仕事では深入りしないような部分まで考えたため、考え方の視野が広がった気がする。今後は、設計成果にとらわれず、よりよい工法や考え方がないかを常に気を付けていきたい。
 ・職場で活用できるようにしたいです。
 ・個人のスキルアップを含め、今後の業務に活かしていきたい


 …ほかにもたくさんの感想をいただきました。